2012年07月26日

断食月

断食月おはようございます!
ここ、インドネシアは、人口の大多数がイスラム教徒の国です。
そして、この20日からは、彼らにとって大きな意味を持つ、断食月が始まりました

日の出から日没まで、一切の食べ物、飲み物を口にしません。
こちらの時間で言うと、早朝4時半ころから、夕方5時半過ぎまでの間になります。
長い断食の時間が終わり、夕方5時半を過ぎると断食明けを知らせるサイレンが鳴ります。
近所の人々を見ていると、それを合図に消化のよい軽い食事を少し摂って、
その後すぐにお祈りをし、午後7時前に夕食、その後、モスクでの合同のお祈りに
参加しているようです。その後もコーランをよんだりして
長丁場を乗り切る精神修養に努めている熱心な人もいます。
“聖なる月間”と呼ばれるゆえんでしょうか。

その後、休息を取り、午前3時前後に起きて、日の出前までに食事をします。
断食は、かなりの長丁場ですから、日の出前の食事は大きな意味を持つようです。
私の住む地域では、午前2時半から3時くらいの間に、子供たちによって組織された
“早朝起こし隊”がやって来て、日の出前の食事時間が来ていることをふれ歩きます。
大声で歌いながら、太鼓や缶など、大きな音の出るものを叩き、町内を練り歩くのです。
人々はそれを合図に起床し、前の晩から用意してある食物で早朝の食事を済ませ、
また日の出から始まる断食に備えます。

このようになかなか大変な一ヶ月の断食月の生活ですから、
“早朝起こし隊”の例を見てもわかるように、子供たちも含めて、この期間を
皆で、無事に乗り切ろうとがんばっているのがよくわかります。
殆ど休むことなく、早朝からがんばる子供たちには本当に感心します。




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Posted by ココナッツ at 06:30│Comments(0)世界の暮らしと文化
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